「ママ、おしっこ!」子供の頻尿 心因性頻尿に治療法はあるの?

子育て中のママにとって、お子さんのおしっこやおもらしの面倒は大変ですね。時々街中で、小さい子の手を引いてトイレに駆け込んでいくママを見かけます。妊娠中の方も、自分もあんな風になるのかしらと思うのではないでしょうか。
もうすぐ幼稚園、小学校入学というとき、うちの子、トイレが近いよねと心配になることはありませんか?
小さいながら、子供達も日々いろんなストレスを感じているようです。そのストレスが頻繁なおしっこにつながっているかも・・・ちょっとお子さんの心をのぞいて対策を考えましょう。

頻尿とは、どのくらいの回数を目安にしたらいい?

本来、子供は大人より膀胱が小さいので、トイレが近いものです。
トイレに行く回数は、年齢によって違い、成長に伴って少しずつ減少していくそうです。でも1時間位でトイレに行ったり、行ったと思ったらまたすぐ行きたがるようなら、頻尿症かもしれません。

生後すぐの赤ちゃんは約1時間で排尿し、1日に15~20回、おしっこをしているそうです。それが1~2歳では2時間おきになり、3~4歳で3時間おきと長くなっていきます。4歳位からは排尿機能も成熟してきて、3~6時間おきとおしっこの間隔が開いて、また個人差もありますが1日4~7回位トイレに行くようになるそうです。

そこで一般的には、4~5歳になってもトイレに行くことが2時間以内だったり、1日8回以上行くようでしたら、頻尿症を疑った方がよいようですね。

心因性頻尿の原因は何?

幼児では細菌やウイルスに感染する「膀胱炎」が多く、それに次いで多いのが、心の不安やストレスが原因となる心因性の頻尿だそうです。
膀胱炎や尿道炎では、排尿痛や血尿、発熱が特徴なので、こうした症状がなく、また尿や身体の検査で何もなかったら、心のストレスが原因の「心因性頻尿」と診断されます。
おしっこをする時に痛がることもなく、何かに夢中だったり集中しているとき、眠っているときには、おしっこをしたくならないそうです。

そこで、頻繁なおしっこに気がついたら、お子さんのおしっこの状況を記録しておきましょう。1日何回したかと、1回の量をメモします。この記録は、診察でも役に立ち、膀胱や尿道に異常がない時は、膀胱の大きさを確認することができるそうです。週に2日くらい、神経質にならないように記録すればよいそうです。

心因性のとき、気をつけてあげること

「心因性頻尿」の場合は、心の不安やストレスが原因となっているので、親をはじめ周りのサポートで、落ち着いて安心できるように気持ちを和らげてあげることが大事ですね。

小さい子へのサポート

小さい子には、トイレトレーニングやおもらしで失敗しても怒らないでくださいね。ママは大変ですが、厳しく叱るとストレスがかかり頻繁なおしっこになることもあります。
トイレが上手くできなかったり、おもらしが続くときは、まだおむつが必要なのかもしれませんね。

また外出する時にも、「おもらししないでよ」とか「早くトイレに行くと言って!」「もう少しガマンできないの?」等と不安になることは言わないでおきましょう。

学校に行く子へのサポート

幼稚園・保育園、小学校と大きくなるにつれて、子供達にも環境のストレスがかかります。学校の友達や先生との関係にも注意して、学校での話をよく聞くなどして様子を見ていましょう。
また案外おじいちゃんやおばあちゃんが何気なく排尿のしつけでプレッシャーをかけている時もありますね。

やがて成長していくと、新学期や試験、習い事発表会等で、新たに緊張する場面に遭遇する事が多くなります。そんな時、あたふたとトイレに行く子供達は、ごく普通にみられます。
このように、緊張する時に「トイレに行きたくなるのでは」という不安と恐怖で、おしっこが過剰に気になり、頻繁にトイレにいくようになってしまうこともあります。

そんなことが続き、勉強や運動に気が入らなくなり、寝つきが悪く夜中に何度も目覚めて寝不足となると、成長に悪影響を及ぼすこともあります。トイレが気になり学校生活が不安、という事が半月~1カ月続くときには、病院で受診した方が良いでしょう。

治療法、対策はある?

「心因性頻尿」は緊張やストレスが原因で起こるので、そうした不安要素を緩和して落ち着かせてあげることが大切です。
小さい子には、まず、ママやパパがおもらしで叱らないようにしましょう。おもらしをして怒られると、「おしっこへ行く→怒られる→悪いことをする」という発想を持つようになります。そうしたトイレの悪いイメージを変えてあげましょう。
外出中でも、どんな時でも、「ママ、トイレ行きたい!」と言ったら、「さぁ行こう」と明るく気楽に答えてあげてください。
電車や自動車の中でも、「次の駅で降りようね」「途中でトイレ休憩するよ」と安心させてあげましょう。

幼稚園や学校に行くようになった時は、先生が代わったとかクラス替えがある等のストレスがないか、様子をよく見てあげましょう。
また心因性の頻尿と診断された場合、先生に手紙で状況を報告してトイレサポートをお願いしてください。

※もしかしたら・・こんな病気もあります。
サポートをして見守っていても、頻繁なおしっこがしばらく続くときは、膀胱機能に問題がある場合もあるので、病院で超音波検査などで膀胱や尿道を調べてもらいましょう。
心因性頻尿に似た症状がでる「過活動膀胱」という病気があります。これは、自分でおしっこをしようと思っていないのに、勝手に膀胱が縮んで、急におしっこがもれそうになるのです。子供では未発達な膀胱や腎臓が原因で起きるようですが、成長すると自然に治ることが多いそうです。                              この他にも尿を濃縮する「抗利尿ホルモン」の分泌が悪くて、薄い尿が沢山でる病気や、小児糖尿病、膀胱がんなどの症状にもあり、極まれですが発症するそうです。

先輩ママの体験談

幼稚園児の女の子を持つママの体験談を聞きました。はじめは15~30分おきにトイレに行くようになり、その原因は病院でストレス性のものだと聞いてショックを受けたそうです。お医者さんによると春の進級時に頻尿になる子が多いとのこと。ママ自身のトイレトレーニングが厳しすぎた事や無意識におもらしはダメというプレッシャーを与えた事などを反省なさってます。
またママも仕事で忙しく夫婦仲も良くなく外食が多かったとも。けれど娘にストレス性の頻尿との診断が出たので、おもらしやおねしょしても怒らず、学校の先生にも事情を説明して、トイレにいつでも行ける環境作りに努めたそうです。食生活の改善や家庭生活で楽しくすごせるように気を付けて、対策をしてから2週間程度で症状が落ち着いたとのことでした。最終的には2か月で治ったそうです。

まとめ

心因性頻尿は、病気ではありませんので特別な治療法はないようですね。お子さんの様子をしっかり見つめて、緊張を取り除いてあげましょう。小児科の先生によると、頻繁なおしっこに親が気づかない場合もあるといいます。

お子さんは思ったより環境の変化に敏感、ママや先生のいうことを一生懸命聞いて頑張ってしまいます。
お子さんのストレスを取ってあげて、親として出来るだけのサポートをする、安心してトイレに行かせてあげる、おねしょやおもらしを怒らない、とケアをしてあげましょう。
なんといっても安心できるのは親の腕の中、一緒に行動して何でも話せる素敵な時間をお子さんと過ごしてくださいね。

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