うちの子もしかしてADHDかも?ADHDの症状は?

 

子供はじっとしていないのが当たり前ですが、うちの子他の子よりもじっとできないことが多いと思うことはありませんか?

もしかしたら、お子さんは多動性が強い「ADHD」かもしれません。

ADHDとは「注意欠陥多動性障害」という、発達障害の1つです。

ADHDのお子さんには多動性衝動性不注意の症状があるとされています。

この多動性が強いと多動症と呼ぶ方もいますし、長いので略して多動症ということもありますが、正式には注意欠陥多動性障害ですので覚えておきましょう。

ADHDの原因

ADHDの原因は、実はきちんとはわかっていません。

しかし脳の特定の部位の機能不全という説が有力です。

ADHDのお子さんは健常児よりも脳のある部分が小さいと言われています。

そのためADHDの原因は、脳の機能障害説が有力ですが、これが原因とははっきり言えません。

中には親がADHDだと子供もADHDになると言われる遺伝説もありますが、こちらも100%遺伝しているとは証明されていないです。

100%ではありませんが、親がADHDの場合子供もADHDである可能性は、平均70%という結果もあります。

そのため夫婦どちらかがADHDであるとか、もしかしたらADHDかもという場合、子供がADHDである可能性は高くなるだろうと思ってください。

ただし、ADHDは親のしつけが悪いとかのせいではないことはわかっています。

もし自分がしっかりしつけなかったからとか、反対に厳しくしすぎたからとか、携帯ばかりいじって放置していたからというようなことがADHDの原因ではありません。

親御さんは自分の子育てを責めることはしないでください。

ADHDの具体的な症状は?

 

ADHDの具体的な症状は、主に「多動性」「衝動性」「不注意」の3つの症状が主となります。

多動性

  • 他の子供がじっとしている場面でじっとしていられない
  • じっと座っていても手足が動いてしまう
  • いきなり活動することがある

衝動性

  • 順番が待てない
  • 人の話を最後まで聞き終える前に答えてしまう
  • 他の子の遊びや勉強を邪魔してしまうことがある

不注意

  • 集中力が続かない
  • やらなければいけないことを忘れてしまうことが多い
  • 与えられた仕事を最後までやり遂げることが難しい

これらの3つがADHDの症状でよくみられるものです。

またこの3つの症状が全て強くでるかというと、そうではないことも特徴でもあります。

だいたいADHDのお子さんは「不注意優勢型」「多動性・衝動性優勢型」「混合型」の3つに分けることが多いです。

不注意優勢型

  • 気が散りやすく集中力が続きにくい
  • 多動性、衝動性はほぼ見られない
  • ボーっとすることが多い
  • 大人しい子が多い
  • 忘れ物が多い

多動性・衝動性優勢型

  • 落ち着きがない
  • おしゃべりで話がなかなか止まらない
  • 授業中などでも出歩くことが多い
  • カッとして手が出てしまうことが多い

混合型

不注意・多動性・衝動性の全ての症状があるタイプです。
しかしその子によって、不注意・多動性・衝動性のどの特性が強く出るかは違います。

不注意・多動性・衝動性がどれか1つでも強ければADHDなの?

 

ADHDの症状の特徴としては、不注意・多動性・衝動性があることです。

では、このような症状が強く出ていればどの子もADHDなのか、と聞かれれば違います。

健常児でも、これらの症状は多かれ少なかれ見られることがあるでしょう。

年齢が小さいお子さんであれば、なおさらじっとはしていませんし、1つのことに集中したり何かを最後までやりとげるのは難しいものです。

そのためこの3つの症状が強くあったとしても、大きくなれば落ち着くこともありますので、みんながみんなADHDと診断さえるわけではありません。

またADHDと同じ発達障害である「自閉症」のお子さんにも、多動性は認められることも多いです。

不注意が強い、多動性・衝動性が強く見られるからといって、全てのお子さんがADHDというわけではないと思ってください。

ある程度大きくなっても症状が残っていて、本人や周囲の人間(親や担任・子供の友人など)が困っていなければ、診断がつかないこともあります。

ADHDかも、そう思ったときは…

うちの子もしかしてADHDかも、と思ったときは早めに専門機関へ相談へ行ってください

かかりつけにしている小児科でも大丈夫です。

そこの小児科が発達障害専門のクリニックではなくても、専門の病院へ紹介状を書いてくれます。

病院はハードルが高いと思ったら、住んでいる自治体に相談窓口があるはずです。

そちらにまずは相談して、保健師さんや心理士さんなどの専門スタッフに相談してみるのもいいでしょう。

場合によっては自治体で実施している親子教室や療育センターを紹介してくれます。

この親子教室や療育センターで訓練をすることで症状が落ち着く子もいますし、子供の対処方法を学んだり相談に乗ってくれるので親にもプラスになる場所です。

中には同じようにADHDのお子さんを持つ母親の友達ができる方もいます。

1人で悩んでどうしていいかわからない、となってしまう前に早めに専門機関や相談窓口へ行きましょう。

子供だけでなく親である自分にとっても、それは必ずプラスになります。

ADHDと診断されたら親はどうするか

 

もしお子さんがADHDと診断された場合、親としてどうすればいいのか悩む方も多いでしょう。

親としては子供の障害を認めて、その症状にあった対応をするようにしましょう。

例えば不注意が強いお子さんの場合は、今は必要がない展示物を撤去したりカーテンを閉めて外が見えないようにするなど、注意力が散漫しないようにします。

多動のお子さんの場合には、まずはじっとしていられる時間を短時間でいいので作ってみましょう。

「何分までじっとしていよう」と、言葉で指示が通りにくいお子さんの場合は、時計の絵や写真などを使ってみるとわかりやすいです。

時計がこの形になるまでじっとしていよう、というとすんなり指示が通る子もいますので、試してみましょう。

最初は5分できたら動いても良いことを伝えて、また5分じっとするように細かく区切ってみるのです。

出来たらたくさんほめてあげることで、子供もやる気がでてだんだんじっとできる時間が長くなっていくでしょう。

このように子供の症状にあった対応策を考えてあげて実施することと、よくほめることです。

特に「ほめる」ことは大切で、反対に怒ってしまうと本人もやる気がなくなってしまったり、親もイライラしてしまいます。

衝動性が強いお子さんの場合は、怒ってしまうことで「自分は出来ない駄目な子だ」「できないことにイライラする」ので、物をなげて壊したり人に攻撃することもあるので気を付けてください。

できなくても怒らずに、できるだけたくさんほめることが効果的です。

不注意・多動性・衝動性と言ったADHDの症状は、すぐに変えられるものではありません。

薬で症状を抑えたりすることはできますが、病気ではないので完全になくなるものでもないと思ってください。

まずはできることから少しずつやること、その子にあった方法でできるようにサポートをすることから始めましょう。

毎日一緒にいると、子供をおおげさにほめるというのも難しいかもしれませんが、ほめられて嫌な思いをする子はいないはずです。

できたらおおげさなくらい褒めてあげるようにしてください。

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