喃語は成長している証!赤ちゃんと一緒にママも喃語を楽しもう!

 

生まれてすぐの赤ちゃんは泣き声をあげる以外は静かにお寝んねしていることが殆どですが、少しすると動物の鳴き声のような意味のない声を発するようになります。

これは赤ちゃんが無事に成長している証拠の1つ。

ここでは喃語と赤ちゃんの成長の関係やこの時期の赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方についてご紹介します。

喃語とは?

喃語は赤ちゃんが言葉を覚えるようになる前に発する意味のない声のこと。これは発声器官の筋肉が発達してきた証拠で、赤ちゃんにとって発声練習のようなものです。

最初は「あ~」「う~」といった母音を発しますが、やがてより複雑な「ばぶばぶ」「だあだあ」といった子音を含んだ多音節を発するようになります。

より正確に言えば母音のみを発声することを「クーイング」、多音節や子音の混ざった音を発声することを「喃語」と呼び分けることができます。

喃語も最初はクーイングと同じく機嫌のよい時などに赤ちゃんの意思とは無関係に発せられますが、やがて単語を覚える直前くらいにもなると自分の意思を伝えようとして声を出すようになります。そのころになると全く意味のなかったクーイングや喃語とは違うので、よく注意して聞いてみると赤ちゃんが何を言いたいのかが理解でき、コミュニケーションが一層楽しくなります。

喃語はいつからいつまで?

生後2ヶ月頃

赤ちゃんが喃語の前段階、クーイングを発し始めるのが大体生後2ヶ月頃。

機嫌が良い時や話しかけられた時に「あ~」「う~」といった単純な母音を発します。ママやパパが話しかけた時にクーイングを返してくれると「お返事してくれた!」と嬉しくなりますが、実は前述の通り赤ちゃんの意思によるものではないんですね。ですから逆にクーイングを返してくれなくてもがっかりする必要はありません。

生後4ヶ月頃

やがてクーイングから喃語へと切り替わるのがおよそ生後4か月頃。

とは言え最初のころは「あうあ~」「あ~あ~」などクーイングと見分けがつきにくい母音の発声で、よくよく聞くとクーイングの頃より母音がハッキリしているのが分かります。

「だ~」「ぶ~」などの子音の混じった音を発するようになるのは生後5ヶ月頃で、この頃から離乳食が始まるため、噛むことで口が鍛えられてより多彩な音声を発することができるようになっていきます。

生後6ヶ月頃

生後6ヶ月頃になると「あうあう」「まあまあ」といった比較的発音しやすい母音やマ行を使った反復多音節を発するようになります。

赤ちゃんにもそれぞれ喃語に好みがあるらしく、気に入っている発音をしょっちゅう繰り返したり、あるいは発音せず口をもごもごとさせて口の動かし方を練習することもあります。

生後8ヶ月頃

「ばぶばぶ」という赤ちゃんの喃語の代表ともいえる発声ができるようになるのは実は生後8か月頃からで、マ行やパ行などの比較的簡単な音はハッキリ発音できるようになります。このため偶然「パパ」や「ママ」と言ってくれることがあり、パパやママが大喜びするわけですね。またカ行やタ行など比較的難しい音も上手に発音できるようになっていきます。

生後10ヶ月頃

生後10ヶ月頃からは喃語が減っていき、意思を周囲に伝えるための声を発するようになります。

といってもまだまだ単語を発することはできないため、指をさして「あーあー」などと言って「あれが欲しい」と伝えたり、身振りと声を合わせてママたちの気を引こうとしたり。

やがて1歳を過ぎると「ママ」「ブーブ」などの意味のある簡単な単語を発するようになって、喃語を卒業します。

喃語と発達障害の関係は?

一般にクーイング、そして喃語を話すのは生後2ヶ月~1歳くらいまでと言われているのですが、これはあくまで目安です。

赤ちゃんの身体的成長や運動能力の発達に個人差があるように、言語能力の発達にも個人差があって、喃語を話し出す時期やその発達度合いにも違いがあります。

生後5~6ヶ月を過ぎてもなかなか喃語を話さない子もいますし、中には喃語を一切話さないまま1歳を過ぎ、突然単語を発する子もいます。

とは言え我が子があまりにも一般論からかけ離れているように感じると心配になるのは当然のこと。なかなか赤ちゃんが喃語を話さない場合には、次のような原因が考えられます。

身体的要因

そもそも声を発するためには顎や喉周辺の骨格がある程度発達して発声スペースが確保されていなければなりませんし、声門の開閉機能が整っていなければならないのですが、そのような発声のための身体的成長が遅れているなら当然喃語を発することもできません。

また人は自分の耳で聞いた音声が刺激となって発声が促される仕組みになっています。周囲の音は勿論、自分自身が発する音声を自分の耳で聞くことによって更に発声能力が成長していくのです

しかし、もし聴覚に問題があってこれらの音を聞き取ることができない場合、発声能力は遅滞し、赤ちゃんはなかなか喃語を出しません。本能的に「あ~」「う~」などのクーリングは発しますが、自分でその音を聞き取ることができないために、自分が発声しているという感覚がなくなってそのうち喃語を発さなくなってしまうのです。

発達障害

赤ちゃんがいつまでたっても喃語を話さない時にパパやママが一番心配するのがこの発達障害かもしれません。特に広汎性発達障害の1つである「自閉症」の症状として、赤ちゃんが1歳を過ぎても喃語を話さないということが挙げられるため、「もしかしてウチの子も自閉症なのかも・・・」と心配になるのでしょう。

自閉症の赤ちゃんの場合、喃語を発さない、喃語を卒業する時期になっても単語を話さない、奇声を発する、といった言葉に関する症状の他に、名前を呼んでも反応がない、目を合わせない、長時間独りでいても平気、といったコミュニケーションに関する症状、笑わない、表情が乏しいといった表情に関する症状など、症状は多岐に及びそれぞれ個人差があります。

喃語を話さないというだけで自閉症と決めつける必要はありませんが、他の症状も見られるようなら一度小児科に受診し、必要であれば専門機関を紹介してもらうと良いでしょう。

赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方

 

赤ちゃん自身意図して発する言葉でないにせよ、喃語に対してパパやママがきちんと反応してあげることは大切です。

「どうせ意味のない声だから」と無視してしまうと赤ちゃんは自分の発声が親にとって意味のないものなのだと認識し、次第に話さなくなりその後社会性に支障をきたしたり発達障害に繋がったりする危険性さえあります。

一方パパやママが赤ちゃんの喃語に笑顔で答えてあげると、赤ちゃんは嬉しくなってもっと話そうという気持ちになり、言語能力やコミュニケーション能力を磨くことができるようになるのです。

更に1歳を過ぎある程度赤ちゃんの言いたいことが分かるようになったなら、それにきちんと対応してあげましょう。

例えば「マンマ、マンマ」と言ったなら「マンマ食べようか。おいしい、おいしいね~」と答えてあげることができます。

まとめ

 

喃語やクーイングは意味のない声とは言え、赤ちゃんが言葉を覚えて発声できるようになるための大切な成長過程であるだけでなく、パパやママがそれに答えてあげることで愛情をもらい、愛を覚えて社会性を身に着けていくことができるようになります。

何を言っているのか分からなくても、喃語を話す赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむようにしましょう。いずれ喃語を話さなくなると、寂しくさえ感じるようになりますから。

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