化粧水ってどう使っていいのかいまいちよくわからないものですよね。
しかも、人によってはじゃぶじゃぶ使う方がいいという人もいたりして、だからといって真似したら目に入ってえらい目にあったりなんてことも……。
逆にほんの少しだけ手にとって、そのままずっと顔にぬりぬりし続けたり。
化粧水を使ってリフトアップマッサージをしていたり。
実はそれ、全部間違っているかもしれません。
ダメスキンケアで、せっかくの化粧水を無駄にしないためにも、ちゃんとした方法を抑えておきましょう。
実際どうだったか考えてみましょう。
たとえば化粧水をじゃぶじゃぶ使っている人いますよね。
それが正しいと信じていると辞め時って難しいのですが、ここでいったん立ち止まって考えてみてください。
それって効果ありました?
たとえば夜にじゃぶじゃぶ化粧水をつけて、その時はなんとなく顔は潤っている気がします(当たり前です濡らしたんですから)が、次の日の朝どうでした?
乾燥していませんでしたか?
中には、顔にバチバチ叩きつけるようにする人もいますが、これも同じです。
次の日の朝、乾燥していませんでしたか?
もし、化粧水をうまく使えていたら、肌にしっかり浸透させることができていたら、夜寝ている間に乾いてしまうことはほとんどないと考えてください。
そう、あなたの方法が間違っているかどうかの目安はそこにあります。
あなたの肌は土じゃないんです。
化粧水をじゃぶじゃぶ使う人やバチバチ叩きつける人はいったいどんなイメージでいるのか。
そう、それは、日照り続きで乾燥している大地に雨が降り、その水が待ってましたとばかりにそのひび割れた大地に浸透していく……なイメージじゃないですか?
ね。でも、それ大間違いです。
人間の肌は土じゃありません、当たり前ですが、乾燥しているからといって外からの水分をじゃんじゃん吸収してくれたりはしないんです。
むしろされたら困ります、雨の日とか外歩けないです。
人間の肌は、乾燥していようがいまいが、肌の表面で外からの異物をはじくためのバリア機能がついています。
その外からの言う物の中には当然水分も入っていて、まったく吸収しないということは当然ないですが、基本的には肌は水分を吸収しません。
これがまず大前提です。
水分をはじくが前提の肌に化粧水を浸透させるには?
肌というのは基本的に水分をはじきます。
それでも乾燥予防のために何とか化粧水を効率的に使っていきたいですよね。
その秘訣は、丁寧に。です。
化粧水は押し込むが正解。
まず化粧水の正しい認識は、しみ込ませるではなく押し込むが正解。
化粧水の正しいつけ方としては、まず顔の全体に化粧水をなじませていってくまなく塗った後に、じっくりと手のひらを使ってそれを押し込んでいくんですね。
これをハンドプレスというのですが、実はこれが一番効果的なんです。
バシャバシャ塗るのではなく、またバチバチ叩き込むのでもなく、顔全体を掌で温めるように、じっくり丁寧に化粧水を押し込んでいく。
この時、手のひらが乾いている感覚があるなら化粧水を追加する。
そして、またじっくり押し込む。
これが化粧水の基本です。
コットンで行う時は優しくタップ
コットンで行う時も考え方の基本は同じです。
まず顔全体に化粧水をなじませて、そのあとで今度はコットンの場合は軽くタップしてトントンと押し込んでいく感じです。
バチバチ叩き込むのではなくトントンと押し込むです。
また、この後にハンドプレスでじっくり浸透させるのも効果的です。
とにかく大事なことは時間をかけてゆっくり押し込むことなので、コットンを使う場合も乱暴に大量につける様なことはしない様にしましょう。
びちゃびちゃのコットンでただ濡らしただけでは、顔が濡れるだけ。
化粧水で垂れない程度で湿らせたコットンで、優しくじっくり肌になじませることを一番に考えていきましょう。
角質の除去を先にやるとさらにOK
肌の表面には古い角質がついています。
これは別にスキンケアを欠かさずにしチェいようとしていなかろうと、誰でも絶対に必ずついていますので、まずはこれを除去してあげましょう。
古い角質は肌のバリアのその外側にありますから、より化粧水の浸透を悪くするんですね。
ですから化粧水がなじむように、お風呂での角質ケアは欠かせません。
角質除去の方法は、ピーリング効果のあるクレンジングやスクラブ系のクレンジングなどいろいろですが、これは自分の肌に合うものを選んでください。
そして角質をしっかりと取り除いたと凝り化粧水を押し込む。
これが基本です。
化粧水で洗顔してみる
これ実はけっこう効果的だったりします。
いわゆるふき取り化粧水というものなんですが、洗顔のあとに残った汚れや角質を化粧水を使ってふき取るんですね。
方法は、垂れない程度に化粧水を含ませたコットンで顔全体、特に洗い残しが出そうな小鼻の周りだとかのくぼんだ場所をしっかりと拭いてやるんです。
こうすることでまず顔の汚れが一層きれいになって浸透力がアップします。
それだけではなくて、化粧水を使ってふき取ることで、化粧水そのもの押し込んでいくことができる一石二鳥のやり方なんですね。
やってはいけない!NGテク
最後にまちがっているのではなく、やってはいけない方法を。
これはやっちゃダメです。
バチバチと叩き込む
結構多いんですよね、これやっている人。
しかし、肌というのはかなりデリケートな部分で、また年齢を重ねるほどに弱くなっていくものでもあります。
しかも、お風呂上がりの肌は一番デリケートですし、洗顔後の肌も同じようにデリケート。
そんな状態の時に、肌をバシバシたたいたら、肌へのダメ―ジは大変なことに。
炎症を起こしたり、現在起きている小さな炎症を悪化させたりしてしまいますよ。
化粧水を冷やす
これも都市伝説的に広まっているもの。
化粧水を冷やすと、着け心地の涼しいですし毛穴もキュッと締まりそうな気がするから広まったようですが、ただの逆効果。
肌をキュッと占めてしまったら、せっかく入浴で温まった肌が台無しです。
温まることで押し込みやすくなり、また血流の良くなっているからいいのであって、そこで冷やして肌を占めてしまったら意味がないんですね。
せっかくの化粧水です、効果的に使いましょう。
化粧水を使う時間と値段的なコスト。
たいしたことはないと思う人もいるかもしれませんが、それでも効果が薄かったり逆効果だったりでは意味がありません。
せっかくの化粧水です、効率よく肌にとって一番いい使い方をしたいですよね。
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